保育園の先生との触れ合い

春になり保育園、幼稚園は入園や進級のシーズンですね。多くのエレメンタリースクールの中で神戸から新しい環境に身を置く子供たちは勿論のこと、子供を預ける親御さんたちも楽しみな反面不安もいっぱいだと思います。私も娘が1歳2カ月のときに保育園に預けました。生まれてからほとんどの時間を共に過ごしていた我が子を、保育士とはいえ他人に預けることに不安や寂しさもいっぱいでした。「ちゃんと大切に扱ってくれるかな」「悲しい思いをしないかな」など心配したらキリがない。怒涛のように慣らし保育が始まり、娘の泣き声に後ろ髪を引かれながら保育園を後にする日々。神戸で麻酔を使った胃カメラ検査を行うにはここでけれど親の心配より先に子供は順応していくもので、朝は大泣きして別れても迎えにいくとけろっとした顔。先生は迎えに来た私を見ると「お母さん、〇〇ちゃん切り替え早いですねぇ。朝、お母さんの姿が見えなくなると諦めついたみたいに泣き止んで、一人でブロックで遊びはじめましたよ!」と。笑いながら伝えてくれる内容に安心する反面、親以上に子供はずっと環境に適応する生き物だとつくづく思いました。その後も私の不安なんてなんのその。子供は先生と二人三脚でぐんぐん成長していきます。不思議と保育園ではとっても聞き分けがいいらしい我が子。でもある日、お友達とおもちゃの取り合いになったとき、先生に見つかるといつもは身を退く娘がその日は一歩も退かずおもちゃを奪取しに行ったそうです。それを見て先生は「〇〇ちゃんがあんなに我を出すなんて珍しい!〇〇ちゃん頑張れ!」と思ったそうな。その話をきいて、あぁ先生はちゃんと子供の性格や特性を見てくれているんだな。それを妨げず、見守ってくれているんだなと安心したのを覚えています。入園や進級で新しい先生との出会いが多いでしょうが、毎日子供に寄り添ってくれる先生は親が思っている以上に子供のよき理解者になってくれます。育児は親だけがするのではない。信頼を築いていきながら、安心して先生に預けてみれば子供はきっと成長してくれます。