3年間担任してくれた先生

昨年、保育園を卒園した長男は、3年間同じ先生が担任でした。通っていた保育園は園児が多く、同じ学年に2クラスあったので、なかなかの確率です。出会いは入園式ではなく体験保育でした。保育園選びでいくつかの保育園を回りましたが、その時の担当の先生が後の担任になるA先生でした。その中で少しだけ子どもたちと先生だけで過ごす時間があったのですが、息子はやらかしました。おむつを換えてもらう時に、オシッコをしたのです。オシッコは先生を直撃してしまいました。しかし、先生はそんなことはモロともせず、ニコニコ笑いながら、処理してくれました。そんな先生の懐の深さと初めて会ったとは思えないくらいフレンドリーな対応で、何でも相談できそうだと思ったので、その保育園に決めました。そんな素敵なA先生が奇跡的に息子の担任になってくれたのです。私たちはとても喜びました。初めての子どもだったこともあり、育児の分からないことはもちろん、悩みや愚痴までたくさん聞いてもらいました。A先生も保育士としての知識はもちろん、1人の母親として経験したことなども教えてくれたので、とてもためになりました。そして迎えた卒園式、担任の先生が園児の名前を呼び、園児一人一人に卒園証書が手渡されます。息子の番になりましたが、A先生がなかなか名前を読みません。どうしたのかと思うと、先生は号泣していました。どうにか名前を呼び、息子は卒園証書を受けとりました。卒園式の後、先生にお礼を言おうと思っていると、先生の方からやってきました。3年間のお礼を伝えると、先生は言いました。「3年間担任した子どもは初めてだったし、体験保育の時のオシッコを思い出して、本当に大きくなったなと思うと感極まって泣いてしまいました。卒園証書授与で泣いたのは初めてです」私たちにとって、先生が3年間同じことは特別なことでしたが、多くの園児を担当する先生は、そうではないと思っていました。しかし、先生にとっても息子は少しだけ特別だったようです。それを聞いてとても嬉しく少し幸福な気持ちになれました。本当にいい先生に出会えたと嬉しく思っています。