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連絡帳から伝わってきた幼稚園・保育園の先生の愛情

我が家には小学1年生の娘と5歳の息子がいます。娘は小さな頃から聞き分けが良く、人当たりも良く保育園でも他の子の面倒見がとても良い子だったので、保育園での生活に一度も不安を感じたことがありませんでした。私自身働いていることもあって、あまり子供たちの園での生活に関われていないところもあったのですが、何の問題もなく卒園し小学校に入りました。下の息子は姉と全然違って、かなり落ち着きのない子供でした。1歳から保育園でお世話になっていたのですが、言葉が出るのも遅く、棚や高いところを見つけてはよじ登り、大人とのコミュニケーションも積極的に取ることのない「困り感」を持った子供でした。家でも言うことをなかなか聞かないことが多く、そのたびに連絡帳に「今日はこんないたずらをした」「こんな風に家で注意したけれど右から左に流しているようだった」「カッとなって怒鳴ってしまった」などと半分愚痴のようなことも連絡帳に書いていました。朝の忙しい時間に書きなぐるようにして出していた連絡帳ですが、先生からは毎日「そうだったんですね~、ご飯のしたくの時にいたずらされたら困りますよね~」「感情的になってしまうこともありますよね」などと私の気持ちを理解してくれつつ「園ではクラスの子とちゃんと手を繋げるようになりました」「年下の子におもちゃを貸してあげていましたよ」「お姉ちゃんみたいな優しい気持ちが〇〇くん(息子)にも芽生えてきているみたいで嬉しいです」という息子を完全に肯定してくれるコメントを日々いただいていました。年少くらいまでは動物のような雰囲気だった息子も年中になり、友達とたくさん遊ぶようになりました。息子をそんな風に育ててくれたのは、まぎれもない保育園の先生方だったなぁ、と連絡帳を開く度に感じて胸がいっぱいになります。